気になるところ
1)月に1回のボディメンテナンス
2)慢性的な後頚部痛や肩こりはさほど感じない
仮説と検証
1)姿勢評価
前額面:胸郭左回旋、右鎖骨下制 右肩甲骨外転下制・・前鋸筋過作用
矢状面:腰椎過前彎→上部胸椎前屈位からの代償(重心位置の相殺)腰椎を過伸展させての努力性姿勢・・脊柱起立筋群過作用
2)動作評価(+:所見あり)
前屈:腰椎屈曲制限(+)・・脊柱起立筋過作用
伸展:(-)
回旋:体幹右回旋(+)
3)その他評価
伏臥位で左肩が盛り上がり、仰臥位で右肩の巻き込みを認める
後頚部の過緊張がある→上部胸椎のアライメント異常(屈曲)
コンディショニング
1)右前鋸筋リリース
2)胸郭右回旋介助運動
3)上部胸椎(th2-3-4:第2-3-4胸椎の伸展エクササイズ)から、後頚部の緊張の緩和を狙う
4)脊柱起立筋弛緩エクササイズ
5)多裂筋+腸腰筋の賦活化
備考
主訴が無くてもこのように変調する事が分かる。
ご自身で身体を動かすことも必要であり、またご自身でどうにもできない部分はこうしてお手入れの必要もある事の症例。