気になるところ
1)胸郭の違和感「ぴきぴき」する
2)こり感故に、子供に背中を踏んでもらう
3)2年前に腰痛からのご来院歴がある
4)9月にコロナウイルス感染→これはその前から胸郭の違和感があったため除外
5)2年前に左膝半月板のオペ歴と足底腱板を痛めた歴がある
仮説と検証
1)姿勢評価
前額面(前後から)
うつ伏せ背面から見て、左側が浮き上がって見える。
胸郭右回旋:左肩甲骨後退(内転・挙上)
左第2肋骨下制:前・左側方吐出
右肩甲骨外転下制→なのでその作用前鋸筋が過緊張して圧迫すると痛がられた。
矢状面(横から)
前方頭位
胸椎亀背(猫背)
腰椎過伸展
2)可動性評価(+:所見あり)
屈曲:(+)腰椎協調性なく屈曲難い
伸展:(+)胸椎協調性なく伸展しない→特にここが問題あり
回旋:左回旋(+)
姿勢評価と動的要素を勘案し、胸椎伸展制限からの起き上がれない姿勢制御、つまり腰椎で努力性に体幹を伸展方向へ引き上げ、脊柱起立筋群を中心に背筋群アウターを使い立位キープするために姿勢維持をしている。
伸展制限では脊柱起立筋群ほか背部伸展作用筋
体幹左回旋は、左外腹斜筋をはじめ胸部前面や前鋸筋などの緊張も疑う事にした。
コンディショニング
1)左胸部前面と前鋸筋、外腹斜筋をハンズオン(手技)
2)脊柱起立筋弛緩エクササイズ
3)胸椎伸展エクササイズとホームエクササイズ指導
備考
努力性姿勢と前ぽ頭位姿勢は好転が見れた、更に期待はホームエクササイズにある。
胸椎伸展エクササイズ中、左腋窩の痺れが残存にてまだ近隣組織が弛緩出来きれず、神経の圧迫からの問題でありエクササイズを継続して筋弛緩されるとどうなるのか?7日後に経過観察する。