右膝の痛み／マラソンランナーさんの症例

長年マラソンを楽しまれている40代ランナーさんからの1か月後のご相談でした。左足首からふくらはぎ外側の痛みが無くなりランニングを楽しまれていました。

1か月後に右膝の痛みが出て来たとの事でした、今回も一定の距離を超えた辺りから痛み始まります。

両ひざが軽く曲がっていました、セラピストの手の甲が入るくらいの隙間です。人の歩行は「歩様」と言う一連の流れがあります、特にイニシャルコンタクトと呼ばれる歩き出し踵接地の時、この時膝が完全に伸びきっている必要があります。

踵で一瞬地面で踏ん張り（その際お尻の筋肉が股関節を保持）逆振り子で体幹を前方に移動させます、この動作が膝が曲がっているとその部分へ体重や加速力ほか重力など無理が生じます。

安静時でも膝が真っ直ぐ伸びるようにします。膝裏の筋肉ともも裏の筋肉を緩める事である程度膝が完全に伸び切った位置に近づけます、仰向けに寝て頂いた際に膝下にセラピストの指も入らない位の隙間になりました。1回目の施術から痛みが消えた事をお伺いし、距離を重ねても痛みが出ず継続してマラソンを楽しまれているとの事です。