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頭痛/女性サイクリストさんの症例

ロードバイク歴2年、40代の女性からのご相談でした。

来院のきっかけ

ロードバイクで月6回程度で約120km走られるとの事でした。

主にヒルクライムと言われる坂を登る運動をされ、健康管理とプロポーションを保ちたい目的で追い込まない有酸素運動、その際に「右手のしびれ」と「前頭部の頭痛」が2時間以上乗ると発症します。

原因と思われる事

特徴として右ハンドルにあるゴム製のブレーキカバーが前にのめり外れかける、常に右手は前方へ押さえつける方向へ負荷をかけている事が推定できます。

また頭痛は左に顔を向けると強くなり右に向けると少し減少する特徴があります、首の1番(環椎)と2番(軸椎)の骨位置が良くない事から(環軸関節)、首の骨の横の穴を通る神経や血管に引っ張るような刺激をしている、そんなずれた位置関係にあると推測されます(椎間関節性頭痛)

施術内容と経過

手のしびれについては右肩が巻き込んでいるので修正し、乗車ポジションを変えてサドルの位置を下げます、その事でお尻へ荷重しやすくなり手への荷重が減ります。

頭痛に関しては環軸関節の位置をもとへ戻し神経と血管のストレスを減らす事で消失しました、いずれも月1回のメンテナンスで経過を見守ります。