· 

繰り返す急性腰痛/50代女性ライダーさんの症例

繰り返す急性腰痛/50代女性ライダーさんの症例

モータバイクが好きで大型バイク所有、お休みには良く乗られるとの事でお仕事は事務職。

 

 

 

来院のきっかけ

来院4日前からの腰部違和感、その2日後にぎっくり腰の様になり寝返りさえできない、来院時も腰をかばい中腰で歩かれていました。

但し20年前くらいから4回くらい動けないくらいの腰痛を経験。

 

 

 

原因として思われる事

安静時の姿勢で肋骨が左大きく背中方向へ凸頭方へ上がっている、対して右は前方へ出て肩甲骨も巻き込み肩になり足方へ下がり脇の下から出た筋肉(前鋸筋)とお腹を横切る筋(外腹斜筋)の緊張と圧迫痛、体幹は左後方へ引かれている状態で骨盤の動きも歩行他動作の邪魔していました。

 

 

更に最初はどの部位が痛いのか?はっきりしなかったのが左の股関節をカエルの様に開くと激痛、お尻の坐骨と大腿骨を繋ぐ筋(梨状筋)も緊張圧迫痛、そこは坐骨神経の通り道で腿裏まで痛みがありましたので動きを制限しています。

 

 

様々な動作制限の中仕事で「静」遊びで「動」があり、とにかく身体がの柔軟性が少なく本来コアと呼ばれるお腹周りが緩く、逆に股関節や肋骨(胸郭)が硬く動かない事が腰部炎症=ぎっくり腰の原因と考えます

 

 

 

施術内容と経過

肋骨が左後方回旋しているのを修正(左右高さも揃う)

わきの下とお腹の筋を緩める

左のお尻緊張を取り去る

胸椎の動きを良くする

 

 

この事で痛みの10段階評価 NRS10→5との事、寝返りも限界まで捩じらないと痛みが出にくくなり、着座・歩行は問題なく可能になりました。