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左膝内側の痛みで安静痛もある/70代 男性

気になるところ


左膝内側の痛み
3日前から急に疼き専門医へ行く(安静・歩行痛)
レントゲンから内側の膝関節の隙間が少ないと言われる(内側半月板)
痛み止めの処方があるが飲むとやや安静痛は楽にはなるものの、歩行時の90°付近曲げると非常に痛みを感じ、加重できない(階段を上れない)

実際に来院時にも歩様がかわり、患側を一切曲げない跛行になっていた。

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)膝内側の問題は3日間の時間経過のみとは考えられない、経年の問題点がある→確認をすると3年以上も前から違和感はあった

その違和感は股関節のインピンジメントの可能性があり専門医の診断もある、更に腰痛もあり実は過去にご来院もあった。

その代償もあったのではないのか?と推測する。

2)患部の腫脹と熱感
健側比較でも(実際には単体でもわかるくらいの腫れ)明確で、お伝えするとご自身でもわかるレベル。

3)根本的には運動連鎖ほか確認・修正事項はあるがまずは患部の消炎が最優先→アイシング20分で1日最低3回行う。

現状ではパップ剤等使用されているが早急に消炎したい(滑液増大抑止)解熱には氷のうが良いと考えRICE(安静 冷却 圧迫 挙上)この基本に則る。

 

 

 

 

コンディショニング


1)アイシング20分
実施後黙視でも腫れが引いたのがわかった(クライアント様も認識)

2)大腿四頭筋を中心に(膝伸展筋歩行)からの過緊張を関連組織のハンズオン(手技)

 

 

 

 

 

備考


術後膝を90°曲げれるようになる(非荷重時)
但し冷却効果での一過性と説明して自宅での継続したアイシングの指導を行い5日目に再度経過確認。

 

 

アイシングと膝昨機能評価を行う。