気になるところ
腰痛の不安感(既往3年前腰椎椎間板狭窄の専門医診断有り)、その際にご来院頂き問題点クリア、以降久しぶりの違和感だとの事。
大腿後面ー下腿脹脛の妙な倦怠感
右臀部痛
思い当たる原因
職場にて、重い20㎏以上の書類を入れた段ボールを事務所から2F倉庫へ移動させた
実家の祖母トイレ介助(立ち上がり補助)
そのくらいしないとの事
しかしながら、よくあるパターンとして日常生活の中で少しづつの負荷が、最後の一手で腰痛に発展する可能性の方が高いため、その行動パターンを探り仮説と検証をしたいと考えた。
仮説と検証
1)調剤薬局の事務をされているとの事、その際の姿勢でひとつだけ気になる事がある
共用デスクのパソコンを使う際に、体幹を左へ傾けて事務作業を行う事が多い
つまり患側右の床反力を生むために、右足で地面を無意識で踏んでる可能性が高い(足関節底屈:ヒラメ筋 股関節伸展:ハムストリング・臀筋)
2)1から右大腿・下腿・臀部の過緊張と圧迫痛を確認、過緊張も圧迫痛も健側左比較にて顕著
3)加えて膝伸展作用にて外側広筋も使う、その浅層にある腸脛靭帯を侵害し、膝の屈曲可動域も制限している(健側左比較)
4)腰部自体(特に患側右)の過緊張はほぼ左右差は無く、1の仮説の線が濃厚になった
コンディショニング
1)臀部―下肢のハンズオン(手技)
2)デスクの座り方アドバイス
備考
今回は下肢のハンズオンだけで事なきを得ました。
椅子に座れば下肢へ荷重負荷が掛からないと思うが、それは脚が着床しない場合は足関節底屈筋は使わない
しかし股関節の伸展筋は姿勢維持固定に使う、なので疲れない事ないのが本当です、なので片方へ身体を傾けたままの姿勢は片側の負荷を掛けやすく、今回の様な問題も起こします。