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腰椎分離すべり症からの腰痛2/40代 男性 建築業

気になるところ

1)約7日経過の痛み確認
動作痛:普通に動けるようになり、立ち上がるときの「びきっ」と差し込むような痛みが無くなる。
但し、寝返りは気を付けないと痛み起こすことがある。

痛みの度合い(10段階の指標):NRS10→4になる、しかし今回の急性痛に至るまでの地味に違和感は相変わらず、今後出来るだけ楽になるように抗重力伸展活動で正しい姿勢が出来るように運動指導を行う。

2)矢状面(横)から見て術前画像はのけぞって立位を作っている、胸椎伸展制限ー腰椎屈曲制限を持ちながらの姿勢。

3)2から前屈動作:胸椎依存 伸展動作:腰椎依存の自動運動がある。

4)消炎したので胸椎伸展機能低下と腰椎屈曲機能低下に対してのエクササイズの種目、並びに負荷を決めてホームエクササイズ指導を行う事にする。

 

 

 

 

 

 

 

コンディショニング

1)アイシングしながらの下肢・胸背部のハンズオン。

2)胸郭回りと肩甲骨を連絡している組織をハンズオン、胸部伸展の一助。

3)胸椎伸展エクササイズ、実はご自宅で時折されているので毎日に頻度を上げた。

4)呼吸を使い胸椎伸展エクササイズ指導(実はこの動作が苦手と言うことが判明)

 

 

 

 

 

備考

3週間後にエクササイズの効果の確認も含めて経過観察を行う。
今回のお悩みは「腰椎の分離骨折」と言うとても不安定な問題と考えます、つまり南部組織の腰椎安定化機構が働かないとすぐに痛みになります。

なので安定しているときはほぼ痛みを感じないですが、一旦発痛すると日常動作に支障が出るほどになるのが特徴です