気になるところ
首の痛み
数年前からの既往として、整形外科で頸椎ヘルニアがあり温存療法をしましょうと言うことでの現在の経緯。
元々学生時代に柔道をされていらして、打撲等沢山された事も予想可能である。
カウンセリングの最中も安楽姿勢(猫背)で、矢状面(横)からの問題点があると仮説を立てて問題点の深堀を行う。
仮説と検証
1)先ずは痛みの度合いが耐えがたく、NRS8に近い状態で安静痛からの深部炎症も考えアイシングを行う。
2)首を左右方向に回旋(振り向き動作)を行うだけでも目の奥に鈍痛がある、椎間関節性の頭痛?
3)1と2を兼ね合わせ考えると、頭痛へのアプローチにつき頚部はますます安静にした方がよいと考えた、ある程度消炎して振り向き頭痛の問題として環軸関節(第1ー2頸椎椎間)のアライメントを確認する。※実は2回目確認時に消失していました
4)上部胸椎(th2ー3:第2ー3胸椎)辺りの屈曲変位があり、その影響でストレートネックからの中間頸椎の過伸展、詰りが起きて神経根圧迫を引き起こしている可能性も否めない、実際に専門医からのヘルニア診断も降りている。
5)4の上部胸椎屈曲変位を修正行いたい、しかし前述にもある炎症があり徒手的なアプローチは今回避けたい、実際に数日前肩凝りと思いご主人に肩・首を揉んでもらったとの事。
今回はこの刺激も痛みに影響しているとも考えた。
コンディショニング
1)頚部のアイシング20分
2)臀部ーハムストリングの伸展エクササイズ、この事で腰椎の前屈を促し胸椎の屈曲を運動連鎖で伸展方向へ作用させる。
備考
アイシング後痛み確認をしていただいた。
NRS8→7ー6程度に変化、変化量は少ないもののアイシングの硬化は確認してもらえた、自宅で行う動機付けには十分なった。
消炎して7日後に経過観察を行い、施術方針を決めて行く。