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身体がねじれた腰痛 30代 男性 製造業開発

気になるところ


腰痛
10日前から仕事で腰へ負荷をかけてしまう


負荷1:商品説明で前屈動作で相手に伝える作業3日間
負荷2:説明会で椅子へ座りっぱなしの3日間
負荷3:出張にて3日間新幹線に乗りっ放し

 

上記から不安感を持っていたが10日目に朝起きれなくなる。

 

実は上記の問診の中から気になる言葉「体幹前傾や座位からの骨盤後傾」からの、腰痛不安感が既にある→既往がかなりあるクライアント様と言う事が伺た。

 

確認すると、3-4年前に数回中程度のぎっくり腰、その以前にかなりひどい腰痛を発症した経験がある。

今回前額面(前)からの姿勢確認だけで問題点を認める、骨盤に対し体幹が左へ逸れている(機能性脊柱側彎症)、これは以前の痛み?もしくは今回の痛みに対しての回避行為?恐らく後者と考えるが・・・

この繰り返す腰痛からも神経症状も確認する必要性がかなり高まる。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)左への側彎症→うつ伏せになると好転する
重力方向が変わると(寝ると)痛みが軽減するので?姿勢がましになる。

 

2)腰腸肋筋の過緊張が大きい→アウターの遠心性収縮が全く作用していない

 

3)SLR(+)下肢伸展挙上テスト
基本的に痺れや感覚麻痺・力抜けなど運動機能障害は無い、SLRは内外転位関係なくとにかく動作痛有り、SLR以前に体位変換ごとに激痛が走る

 

4)仰臥位からの頭部持ち上げ
髄液圧の上昇で患部腰部への響きは少ない

 

5)とにかく安静痛以外の動作では痛みがひどく、詳細をはっきりさせるために消炎を急ぐのでアイシング20分

6)NRS10→6アイシングにて動作が可能になり、寝返りが何とか可能になる→このまま自宅でして頂き問題の絞り込みを行い、4日後に経過確認とします。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)アイシング20分×2回(まずはアイシングを行い問題点を明確化)

 

2)起立筋のハンズオン(可動式施術ベッドを使い側屈を促す)

 

上記の事からNRS10→6→4にまでなった

 

 

 

 

 

 

備考


問診は大切です。


「この姿勢が続くと腰に良くない」この言葉を聞き逃しませんでした、腰痛を沢山経験されますとこのように危険予知も可能になります。

 

 

しいて言えばこの段階で痛み誘発要因を排除する必要があり、何かしらの策を講じた数回繰り返さないこの事がとても大切になります。