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身体がねじれた腰痛2 30代 男性 製造業開発

 

参考記事:身体がねじれた腰痛 30代 男性 製造業開発

 

気になるところ7日経過後2回目


1)腰痛経過
NRS10→3(痛みの10段階評価)になる


2)体幹の側彎症好転度合い
前回よりは正中方向へ重心が戻るも、まだ目視で側彎症が確認可能でうつ伏せに寝ると消失する事からも、痛み回避行為からの問題と考え経過観察をする。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)前回激痛の為に何も関節可動を伴う確認を行えなかったが、消炎後に確認を行うと、右患側へ腰部ー臀部ー下肢の屈曲ROM(可動域)制限が健側比較にてかなり低下している。

 

2)腰部の動きも骨盤後傾が出来ない、もちろん発痛回避行為とも取れるが起立筋の遠心性収縮が出来ない。

 

3)2の事を踏まえ、車の乗車降車がとてもきついとの話を伺い、下肢から上向して屈曲動作が苦手と言う事も判明。

 

4)もう少し炎症が残っている感も否めない、なのでアイシングを行いながら、胸椎伸展ROMの拡充にて腰部の動きすぎ(hypermobility)の予防、そして前方頭位もあるのでその修正を行い、身体重心をせいじゅな位置へ戻すことにする。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)胸椎伸展エクササイズ

 

2)臀部ー下肢ハンズオン(手技)

 

3)患側右下腿三頭筋ハンズオン、SLRの動作低下はこの問題点にあり、下腿三頭筋の接続を切ると比較的股関節の屈曲を認めた理由から。

 

4)アイシング継続20分→15分へ短縮

 

 

更に7日後経過観察を行い、今度は骨盤前後傾の誘導を行い動作を正常化する。