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繰り返す腰痛と体重の増加 40代 男性 理容師(経営)

気になるところ


腰痛


1)歩行困難

 

2)既往:5年前からぎっくり腰多数回、行以降年1回ペースにて発症

 

3)通院歴は1回あるが、内科診察にて画像診断も当時は無し

 

4)動作痛として、前後屈あり→確認を行うと伸展痛の方が多い

 

5)20代から比較して20kgは太る

 

6)膝下へ倦怠感のような痛みと感覚異常

 

7)椅子に座り続けると痛みが発症する

 

8)日頃はソファーに座っている

 

9)今回は問題点から外すが、頸椎も問題ありヘルニアの傾向?→手先の痺れ、力抜けがあるとの事です。

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)専門医の受診を勧めた
先ずは専門医へ行かれ画像診断をされる事を強くお勧めした。

 

2)多岐にわたる問題点
今回は腰痛と言われながらも、指先の問題から頸部と腰部の消炎のためアイシングを試みた→腰部は好転反応あり、頸部は変化乏しい

 

3)矢状面(横)からの画像診断にて姿勢制御に問題
前方頭位ー胸椎屈曲ー腰椎過伸展ー骨盤後傾ー股関節・膝軽度屈曲ー大腿外旋屈曲ー下腿外旋屈曲

 

ここまでが気になるところであり、特に胸椎屈曲が頸部にも腰部にも連動した上・下向性運動連鎖を起こしての起因と考える

 

4)腰椎過伸展と骨盤後傾の関係

通常、運動連鎖から言うと骨盤後傾であれば仙骨から上へ伸びあがる腰椎は屈曲を示す、しかしながら何故過伸展なのか?と言う問題。

 

身体を起こすと言う動作は抗重力伸展活動と呼ばれ、通常腸腰筋と多裂筋の同時収縮からの運動にて姿勢を作る。

 

しかし今回のクライアント様はいつもソファに座る習慣から、骨盤後傾にて腹圧を抜いている、つまり腹横筋ほかコアと呼ばれる深部筋組織が働かない、その事から代償的に脊柱起立筋の過緊張が起こり、姿勢を作り上げる習慣がついている。

 

その証拠に脊柱起立筋群は脊椎の後面、後頭部から仙骨へ連絡し作用、なので過緊張を起こすとエビ反りのような感じになる、つまり常習化では前屈や椅子に座る事すら出来なくなる→行うと痛み誘発の可能性がある。

 

検証として「丸椅子」に座り半角座姿勢からの前屈→状態が90°以降前に倒れる事が全くできない。

 

5)体重増加と椎間板への圧縮応力
体重増加と重力の影響に加え反り腰は椎間孔と呼ばれる神経の通り道を狭くする、依って痛みに対し悪条件を揃える。

 

更に椎間板自体に圧縮が掛かると、水分を抜いてしまいその圧力自体が痛みに変換されて脳へ伝わると言う特性もある。

 

例えばTVを見る時、身体を横に向け肘で頭を支え観る、その際コマーシャルの間が15分だが、いざトイレに行こうと思う際に姿勢を変え立ち上がる際に肩が痛い覚えがあると思うがそれである。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)腰部と頸部のアイシング
前述通り腰部歩行痛は消失した

 

2)半角座の前屈エクササイズ(腰椎伸展)
右側は問題なく出来た(90°姿勢維持のまま曲げれる可動域がほぼ無い)
左側は腰部―仙椎に痛みが発症する

 

上記から、アイシングの経過を見ながら行う事にした。

 

 

 

 

 

 

備考


実はご来院された後、食事に行かれ椅子に座られたとの事。

予想だが30分以上は座位のままと考え、胸椎過伸展位と体重の圧縮応力にて発痛と考える。

 

メールにてご連絡頂きアイシングして見ますとの事で経過観察7日間までには行いたいと伝えました。