· 

仕事中に腰痛2 30代 男性 電気工事営業

リンク:仕事中に腰痛 30代 男性 電気工事営業

 

気になるところ(経過7日目)

 

痛みは完全に消失

まだアイシングはしている

入浴はシャワーだけで我慢していた

深い前屈でまだ不安感がある

股関節鼠径部の違和感と軽い痛みが出た

 

との事で、ほぼ問題は解決し入浴制限やアイシングを解除した。

 

 

 

仮説と検証

 

1)股関節鼠径部の痛み

重いものを持ち上げる際に、力士の四股割の様な大きく股関節を開く姿勢をしている→腸恥骨滑液包を刺激して痛みを作っている可能性がある。

 

筋肉トレーニングの中でも重量を持ち上がる「バントオーバーロウ」などでも、足は肩幅プラス程度しか拡げずスタートポジションにも無理がある。

 

つまり肩幅プラスの股関節開きで持ち上げるように指導した。

 

2)脊柱起立筋群の過緊張

若干の拘縮がまだ残っているので、引き続きインナーの賦活化エクササイズを励行

 

 

 

コンディショニング

 

1)起立筋弛緩エクササイズからのコアの賦活化

 

2)胸式呼吸からの横隔膜の賦活化と胸椎伸展促通

 

3)胸椎伸展エクササイズ

 

4)これらをホームエクササイズ化した

 

 

備考

 

今まで腰や肩に問題があると近所の整体に通う

1回4000円との事で、週1から隔週1回と結構な頻度で通われていたが変化は「?」だったと伺う。

 

当院では急性期以外はそこまで通う必要ないと言う事を伝えしました。

何故なら、ホームエクササイズを行うと問題ないからです、今回の場合も不調は抗重力伸展活動からの問題と考えます。

常にその動作パターンをアウターである起立筋で代償、コアが全く効かなくなる→さらにアウターで代償のループに入ります。

その際にアウターだけ外部押圧で刺激してもまた同じことの繰り返しと言う事になります。

 

次回は1か月後で良いと伝えました、金銭的にも肉体的にもクライアント様に寄り添う事も大切と考えます。