気になるところ
右肩の痛み(肩関節周囲炎経過3か月近く放置)
- 2か月以上のコンディショニングでの来院が途切れた
- 整形外科にて注射と投薬の処置あった→楽になった
- リハビリは無く、物理療法のみ(EMS)
- 以前の症状は肩甲上腕関節挙上痛(50°程度しか腕が上がらない)は注射で楽になったとの事
- 今は屈曲150°程度で、腕を下す際に90°辺りで対側左腕の支えがないと下せない状態
- 結滞動作は出来ない、そもそも上腕が体幹より伸展出来ない
- 仰向けに寝れなかった症状は緩和した
仮説と検証
来院間隔が長期に空き、前回アライメントを参考でのアドバイスを行った
1)初回体幹アライメント+肩甲胸郭関節の位置(患側右肩甲骨が下方回旋+外転)を修正するためのエクササイズを行う必要がある。
2)鎮痛剤にてある程度動くことが可能になった事がアドバンテージとなり、セルフエクササイズも可能になる。
これが出来ていないので、その立ち位置からの再出発となる
コンディショニング
1)僧帽筋下部繊維賦活化エクササイズ
2)腱板エクササイズ
3)胸椎伸展エクササイズ
4)患側右:前鋸筋と外腹斜筋ハンズオン(手技)
備考
五十肩は基本七日間隔ペース来院にての機能訓練と、毎日および随時の患部を動かすセルフケア痛の闘いでもあります。
もちろん自発痛などある急性期には消炎を行う為の安静は必要ではあり、前回も専門医の処置以降一旦楽になった→「もう良い」ではなく、運動療法のチャンスでもありました。
ここを上手く行い好転に導く事がとても大切です。
一旦拘縮が戻った場合、最初からのスタートで「年単位」の時間が掛かるのは必須となります。