リンク:脛椎ヘルニアと頭痛が酷い2 30代 女性 鉄道乗務員
昨年7月終わり以降のメンテナンス期からの経過(月1回サイクル)
- 9月頃に1回再度頸部痛
- 類似時期に腰痛発症(アイシングにて鎮静化)※胸椎屈曲が強かったのでそれも修正
- 右眼底から右側頭痛は2024年1月以降軽減
- 前述頭痛は週2回程度に頻発、現在は月1-2回
- 食いしばりから、口腔外科へ受診するように勧めた
- 口腔外科には受診していない、しかし手持ちのマウスピースをするようになる
- 就寝時の食いしばりは心因性も多々と感じている
メンテナンス時のご報告にてお伺いする
仮説と検証
姿勢評価
前額面
胸郭左回旋
肩甲骨は胸郭に同調している
矢状面
若干の前方頭位
スウェィバック姿勢傾向にて、腰部前方突き出し気味
2)動作評価
屈曲:(-)
伸展:(+)腰椎主導にて伸展、更に過伸展時には腰痛
回旋:(+)右回旋制限
姿勢評価では前方頭位を認め、上部胸椎伸展制限を起こす屈曲アライメント
動的評価からは伸展時の胸椎伸展制限と、胸椎の代償性から腰椎伸展が可動性亢進を起こし、既往の神経症状がある腰痛へ響きがある。
矢状面から姿勢観察を行うと腹部固定が弱く、スウェィバック姿勢の傾向がある事からも腰を前に出したがり、また腰痛が酷い際には回避姿勢の前傾位を取る傾向がある、来院の際からの一貫して共通な症状である。
上記から胸椎伸展動作の促通を目指し、かつコアスタビリティ向上を狙う。
コンディショニング
1)胸椎伸展エクササイズ
2)外腹斜筋ー前鋸筋リリース
3)胸式呼吸
備考
今回は疼痛も無いので、確認事項としてはご自宅での経過とした。
この調子で好転を目指し再び問題を起こさないフィジカルをホームエクササイズ込みで獲得のお手伝いをしてゆく。