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夜寝がえりで目覚める背部痛 50代 男性 会社員(造園業)

気になるところ

 

頸部―背部ー腰部痛

  • 寝返り痛がある
  • 安静時には痛みは無い
  • 半年前からこのような症状
  • 既往に交通事故障害、頸椎と腰椎の隙間が狭い?
  • 前述の隙間が狭いのは姿勢からかもしれないと自身でも考えている

先ずは姿勢評価から行う

 

 

 

姿勢と評価

1)前額面

  • 胸郭左回旋ー肩甲骨も胸郭へ追従し、肩甲骨―胸郭間のマルアライメント無し
  • 前述より、右外腹斜筋と前鋸筋に過緊張を感じた
  • 背部から見ても亀背(猫背)があり、対して腰椎は過前彎の傾向

 

矢状面

  • 前方頭位
  • 亀背
  • 腰椎過前彎
  • 骨盤後傾

 

2)動的評価

屈曲:(+)ROM可動域あからさまに少ない

伸展:(+)ROM少なく更に腰椎主導で行い胸椎は追従しない

回旋:(+)若干の右回旋が苦手

 

 

3)他評価とまとめ

  • 円背なので両上腕挙上が180°行かない
  • 右起立筋ー胸椎部過緊張、圧迫で耐えられないくらい痛い
  • 仰臥位では、右前鋸筋ー外腹斜筋のトーン上昇を認めた
  • 亀背が原因でCOP:足圧中心の位置が一旦前方移動、その位置異常を相殺するべく腰椎(特にL5:第5腰椎)付近にて相殺、結果反り腰になる
  • 上記の姿勢や重心位置を脳が記憶、垂直知覚の基準を変えてしまった
  • 日常の生活(抗重力伸展活動)の中で、代償続きの動作や安静時姿勢から筋疲労やナーブテンションの上昇を招き、最終的には「動作」の際にそこへ伸張などの変化をもたらし痛みに変換されていると考えた。
  • 頸部については既往と現在起立筋他、頭板状筋や頸板状筋など姿勢からの過負荷→後頚部炎症の可能性と過伸展時に右腕がしびれる事も(神経症状)あったことを考慮してコンディショニングした

 

 

 

 

コンディショニングと検証

  1. 頸椎アイシング
  2. 胸椎伸展エクササイズ
  3. 右前鋸筋ー外腹斜筋リリース
  4. 胸式呼吸
  5. 前庭リハビリテーション(メカノレセプター賦活化)

 

 

 

備考

 

実は施術時に色んなお話が聞けた。

  • 首や腰へ骨格上の問題(狭窄)
  • 半年前(発症時期)と転職→体の使い方の変化
  • 喫煙歴(喫煙からの肺組織収縮→亀背促進)
  • 飲酒あり

ほか、一見関係ない感じもされたのかも知れない、しかしこういう情報がとても大切なのでとお伝えした。

7日後経過観察を行う。