気になるところ
下肢の倦怠感に近い痛み
- 1か月前以上から痛み
- そもそも猫背で下肢への過重負担が大きい
- 外反母趾がある
- 膝OAの骨切術既往(発症機序から言えば外反母趾が先)
- 安静痛は無い
- 就寝時は問題を感じない
- 朝起きた際にはペインスケール的に4程度でも、活動的な日中では7-8程度になる
評価と仮説
1)姿勢評価
前額面(±)
矢状面
前方頭位
胸椎屈曲
腰椎後彎
骨盤後傾
股関節屈曲外旋
膝関節屈曲外旋
下腿外旋
足部打返し
足趾・外反母趾 内反小趾
2)動的評価
屈曲(+)ROMが少ない、軟部組織他腰椎も追従不可
伸展(+)ROMが少ない、胸椎追従不可
回旋(-)
3)他評価
- 矢状面からの前屈姿勢の要因が気になる
- 胸椎の伸展ROM確保後、立位では随意的に抗重力伸展活動は可能
- 但し歩行時には前傾の問題姿勢に戻る
- 歩行以降は立位姿勢でも前屈を維持する
- 歩行から姿勢が崩れてしまう事、つまり胸椎の問題より下肢からの頭方運動波及の可能性がある
- 第5趾内側と4趾内側に胼胝あり、1か月前程度から皮膚科通院にて加療中
- 足趾の異常と大腿部の痛み、更にはお孫さんの運動会の時期と全て重なる
- 実はそれ以前は安定して問題は起こっていなかったとの事
コンディショニング
- 足部・測定機能j改善エクササイズ
- ランジエクササイズ
- 胸椎伸展エクササイズ
- 胸式呼吸エクササイズ
- 垂直知覚※この機能がほぼ出来ない
備考
足部機能の低下、外反母趾をはじめ歩行周期の際に足部のホールドやファンの動作が出来にくい、つまりその地面からの不安定性を大腿や下腿で支えてオーバーストレスになっている、
次回は足部機能改善のためのテーピングを追加、更に歩行周期のIC~PSwの足部追従性をUPしたい。