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いつも日中は下肢が痛い怠い 70代 女性 介護パート

気になるところ

 

下肢の倦怠感に近い痛み

  • 1か月前以上から痛み
  • そもそも猫背で下肢への過重負担が大きい
  • 外反母趾がある
  • 膝OAの骨切術既往(発症機序から言えば外反母趾が先)
  • 安静痛は無い
  • 就寝時は問題を感じない
  • 朝起きた際にはペインスケール的に4程度でも、活動的な日中では7-8程度になる

 

 

 

評価と仮説

 

1)姿勢評価

前額面(±)

 

矢状面

前方頭位

胸椎屈曲

腰椎後彎

骨盤後傾

股関節屈曲外旋

膝関節屈曲外旋

下腿外旋

足部打返し

足趾・外反母趾 内反小趾

 

 

2)動的評価

屈曲(+)ROMが少ない、軟部組織他腰椎も追従不可

伸展(+)ROMが少ない、胸椎追従不可

回旋(-)

 

3)他評価

  • 矢状面からの前屈姿勢の要因が気になる
  • 胸椎の伸展ROM確保後、立位では随意的に抗重力伸展活動は可能
  • 但し歩行時には前傾の問題姿勢に戻る
  • 歩行以降は立位姿勢でも前屈を維持する
  • 歩行から姿勢が崩れてしまう事、つまり胸椎の問題より下肢からの頭方運動波及の可能性がある
  • 第5趾内側と4趾内側に胼胝あり、1か月前程度から皮膚科通院にて加療中
  • 足趾の異常と大腿部の痛み、更にはお孫さんの運動会の時期と全て重なる
  • 実はそれ以前は安定して問題は起こっていなかったとの事

 

 

コンディショニング

  1. 足部・測定機能j改善エクササイズ
  2. ランジエクササイズ
  3. 胸椎伸展エクササイズ
  4. 胸式呼吸エクササイズ
  5. 垂直知覚※この機能がほぼ出来ない

 

 

備考

 

足部機能の低下、外反母趾をはじめ歩行周期の際に足部のホールドやファンの動作が出来にくい、つまりその地面からの不安定性を大腿や下腿で支えてオーバーストレスになっている、

 

次回は足部機能改善のためのテーピングを追加、更に歩行周期のIC~PSwの足部追従性をUPしたい。