筋トレ好き男性の「体のねじれ」相談
~ベンチプレスで気づいた、左右のバランスの違いとは?~
🔹ご相談のきっかけ
今回は、筋トレが趣味という20代男性のケースです。
本格的なウエイトトレーニング歴は4〜5年で、週5日ペースでダンベルやバーベルを使ったトレーニングをされている方でした。
最大で体重の1.7倍の重量でベンチプレスを実施しているとのことで、中〜上級者レベルのトレーニーです
そんな彼がふと鏡を見ると…
「あれ…右の胸筋だけ小さく見える?」
「左肩が上がって、右肩が下がって見える…?」
体の左右差や“ねじれ”が気になり、当院を訪ねてくださいました。
🔎体の状態と考えられる原因
施術前の評価では、**体幹が左に回旋(ねじれている)**状態が見られました。
関節の構造(胸鎖関節・肋横突関節・胸肋関節)から見ると、このねじれにより:
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右肩がやや下がる
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左肩が高く見える
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右への体幹回旋が制限されている
という特徴的なパターンが見られました。
また、仰向けで肋骨の厚みや吸気時の膨らみを観察すると、右の肋骨がやや薄く、広がりが乏しい状態。
これは、横隔膜がうまく機能せず、右側の胸郭が“巻き込まれて”しまっていることが原因と推測されました。
🛠施術内容と経過
主に以下のアプローチを行いました:
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横隔膜の弛緩(緩める施術)
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右肋骨の可動域改善
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胸郭のねじれ修正
施術後、右への体幹回旋がスムーズになり、肩の高さの左右差も軽減。
さらに、ご本人が一番驚いていたのが…
「右の胸、さっきより大きく見える!」
最初は小さく感じていた右大胸筋も、胸郭のねじれを整えることで張りが戻り、左右差が改善されたのです。
📝まとめ
筋トレにおける「フォームの違和感」や「左右差」は、単に筋肉のつき方の問題だけではなく、体幹や胸郭の“土台”のねじれが原因になっていることもあります。
同じような悩みを持つ方は、
「筋トレしてるのに左右バランスが整わない」
「特定部位だけ発達しにくい」
という状態の“背景”に、体の使い方や構造的な問題が潜んでいるかもしれません。
ぜひ一度、ご相談ください😊
📌本日の一言
体の左右差、鏡で気になったら“胸郭のねじれ”が関係しているかも?