【88歳、現役仕立て職人さんの背中の痛みと向き合う日】
今回ご紹介するのは、もうすぐ89歳になる現役の仕立て職人さん。
なんと今でも業務用の重たいアイロンを使い、立ち仕事をされている方です。
第一印象は「年齢を感じさせない、芯のある方」。
毎日のお散歩も欠かさず、休日もほとんど取らずに働いてこられたとのこと。
そんな勤勉でまっすぐなお人柄が、身体にも深く刻まれていました。
🌀 長年の痛み、最近ひどくなってきた…
主な訴えは、背中(肩甲骨の間あたり)から脇にかけての痛み。
左右ともにあり、特に仕事終わりや夜間に強くなるのがつらいとのこと。
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「夜、横向きになると痛くて寝つけない」
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「途中で目が覚めてしまうこともある」
そんな言葉に、長年抱えてきた我慢と疲労がにじみ出ていました。
🧍♀️ 姿勢と体の使い方のクセがカギに
視診や会話から推測される姿勢は、「くの字型」に背中が丸くなり、首はすくめるような形。
これは、長年のアイロンがけ作業によって、身体の前側(肩や胸)が縮こまり、
背中側の筋肉が常に引っ張られ、緊張している状態です。
また、過去には右肩の腱板断裂もあり、左右のバランスが崩れたまま時間が経っていたことも影響しています。
🛠 本日の施術とご提案
まずは、ガチガチに固まってしまった背中や肩甲骨まわりの筋膜リリースからスタート。
頭皮もカチカチに緊張していたため、リラックスを促す頭部のケアも同時に行いました。
さらに、足裏や骨盤にもアプローチ。
体の「土台」である部分を整えることで、今後の姿勢改善や痛みの軽減にもつながります。
☘️ 頑張り屋さんほど「自分の疲れ」に気づきにくい
この方のように、真面目に一生懸命働いてこられた方ほど、「身体の悲鳴」に鈍くなりがちです。
でも、長年使ってきた体こそ、今こそやさしく労わる時間が必要。
ご本人にも、「また続けてケアしていきましょうね」とお伝えしました😊
今後もご無理のない範囲で、体が少しずつラクになっていくお手伝いができたらと思っています
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