【定期メンテナンス記録】
姿勢の連鎖を紐解き、本来の体の動きを取り戻す
【こんなお悩み、ありませんか?】
✔ 長時間座っていると腰や背中がズーンと重い
✔ 自分の姿勢(巻き肩や猫背)が気になっている
✔ 病院では「骨に異常なし」と言われた
「もしかして、もう骨が変形しちゃったのかな…」と不安になるかもしれませんが、ご安心ください。 実はその重だるさ、骨の問題ではなく、日々の**「使い方のクセ(姿勢の連鎖)」**が原因であることが多いんです。
不調を放置してガチガチの慢性痛として定着してしまう前に、まずは今の自分のからだの状態を客観的に知ることから始めてみませんか?
今回は、そんな「姿勢の連鎖」を紐解くヒントを、Sさんの姿勢分析の事例とともにお届けします!
🟢「自分の姿勢のクセを知りたい」「来院前にまずは不安を解消したい」という方は、LINEからいつでもお気軽にご相談くださいね。
はじめに:セッションの目的と概要
日々の生活を快適に過ごすためには、自分自身の身体の状態を客観的に知ることが第一歩となります。今回のセッションは、痛みや不調に対する「治療」ではなく、自身のコンディションを整えるための「定期的なメンテナンス」と「身体機能の評価」を目的として実施しました。
メインテーマは「姿勢分析」と、それに基づいた「コンディショニングチェック」です。現在の身体がどのようなバランスで成り立っているのかを丁寧に紐解き、効率的な身体の使い方を取り戻すための指針を探っていきます。
今回のクライアント:Sさん(仮名)のケース紹介
今回セッションを受けていただいたのは、長年スポーツに親しまれてきたSさんです。評価にあたって共有いただいた背景を整理すると、以下のようになります。
- 過去のスポーツ歴と影響: 野球による右肘の故障(投球障害)を経験されています。こうした過去の経験は、肩甲骨周りの安定性や動きのクセとして、現在の身体の使いかたに影響を与えている可能性があります。
- 肩の状態について: 過去に「五十肩」による動きにくさを経験されていますが、現在は非常に安定しており、日常生活で気になることはありません。今回のメインの相談事項ではありませんが、身体の全体のバランスを考える上での重要なデータとして活用します。
姿勢分析のポイント:横から見た「体のライン」 (O: Objective)
身体の状態を評価するために、まず横から見た姿勢(矢状面)のバランスを確認しました。ここでは、以下の特徴的な傾向が見て取れました。
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- 前方頭位(Forward Head Posture): 耳の位置が肩のラインよりも前に出ている状態です。頭の重みを首や背中の筋肉で支えることになります。
- 巻き肩・猫背の傾向: 肩甲骨が外側に広がり、肩が内側に入り込んでいる状態です。過去の投球障害の影響もあってか、肩甲骨周りのコントロールに特有のクセが見られ、背中が丸まりやすくなっています。
- 可動域と張りの状態: 立位では左側の背中から腰にかけて強い張り感が確認されました。また、動作確認において、体幹を左側に傾ける動きや、左側へひねる動きにわずかな制限が見られます。
「骨の変形」か「使い方のクセ」か? (A: Assessment)
姿勢の崩れを自覚すると、多くの方が「骨そのものが変形してしまったのでは?」と不安に思われます。しかし、今回の評価において非常に重要な事実が判明しました。
Sさんの場合、「仰向けに寝た状態(臥位)になると、背中の丸まりが消失する」という点です。
これは何を意味するのでしょうか。もし骨そのものが変形していれば、どのような姿勢をとってもその形は変わりません。
しかし、寝て重力の影響が変わったときに背中が伸びるということは、この姿勢が骨の問題ではなく、「筋肉の機能」や「身体の使い方のクセ(モーターコントロール不全)」によって引き起こされていることを示しています。
具体的な姿勢の連鎖は以下の通りです。
- 頭の位置が本来よりも前に出る。
- その状態でバランスを保ち、重心(じゅうしん)を安定させるために、肩を内に入れ、背中を丸めてつじつまを合わせる(代償動作)。
- この連鎖が結果として、左側の腰や背中の筋肉に過度な負担をかけ、筋肉の張りと可動域の制限を生んでいる。
つまり、現在の腰の張りや動きにくさは、その部位だけの問題ではなく、全身の「姿勢の連鎖」の結果として現れているのです。
これからのコンディショニング方針 (P: Plan)
今回の評価を踏まえ、より快適な身体作りのために以下のポイントに注力したメンテナンスを提案します。
- 肩周りの再発防止と安定: 現在は安定している肩の状態ですが、今の「巻き肩」や「前方頭位」が続くと、肩関節への負担が蓄積しやすくなります。肩甲骨を正しい位置で安定させる能力を高めることが、将来的なトラブルの防止につながります。
- 体幹のコントロール改善: 単に筋肉をほぐすだけでなく、体幹や肩甲骨周りを自身の意思で正しく動かすための「教育・調整」が重要です。
これからは「正しい位置で身体を支える感覚」を再学習するコンディショニングを行い、スムーズで力みのない動きを取り戻していくことを目指します。
まとめ:日常を快適に過ごすために
自分の身体を客観的に見つめ直す定期的なチェックは、より質の高い日常生活を送るための大切な道しるべです。
姿勢の乱れは、身体が一生懸命にバランスを取ろうとして生み出した工夫の結果でもあります。「なぜその姿勢になっているのか」という理由を知ることで、自分の身体への愛着と理解が深まり、より効果的なセルフケアが可能になります。
本来持っている身体の機能を最大限に引き出し、毎日を軽やかに過ごしていきましょう。
