【整体レポート】
左膝の痛みと「反り腰」の関係性について(M.O様・50代)
【こんな方は最後まで読んでください】
✔ 長時間座ると腰が重い
✔ 確定申告時期だけ痛くなる
✔ 病院では異常なしと言われた
→ これ、放置すると慢性化します
基本情報 今回のレポートでは、左膝の痛みをご相談いただいたM.O様の身体の状態と、今後の改善方針についてまとめました。
氏名:M.O様
年齢:50代
職業:公務員(事務職・デスクワーク中心)
2. S(Subjective:ご本人のお悩みと現状) カウンセリングを通じて伺った、現在の症状とこれまでの経緯は以下の通りです。
膝の痛みと環境要因:通勤時、臨時駐車場であるデパートの3〜4階からスロープを下る際、左膝に痛みを感じています。併せてふくらはぎの張り感も自覚されています。
過去の既往と不安感:以前にヘルニアを患った経験から、現在は痛みがないものの右股関節周りに不安を抱えています。また、過去に右足首を捻挫されており、治癒後も足首の深部に「芯のある硬さ」が残っている感覚があります。
施術中の体感:お腹の深部(腸腰筋)へのアプローチに対し、「おー」と効くような、いわゆる「痛気持ちいい」という確かな手応えを感じられています。
3. O(Objective:身体のチェック結果) 専門的な視点から姿勢や筋肉の状態を分析した結果、以下の特徴が確認されました。
姿勢の分析:Sway Back(スウェイバック):骨盤が前方に突き出し、そのバランスを取るために背中が丸まり、頭が前に出た姿勢です。筋肉で支えるよりも「関節や靭帯に寄りかかって立つ」状態のため、特定の部位に負担が集中しやすくなります。
腰椎の過前弯(ようついのかぜんわん):いわゆる「反り腰」です。仰向けで寝た際にベッドと腰の間に大きな隙間ができるほど、腰の骨が強く反っています。
筋肉の状態:腸腰筋(ちょうようきん):お腹の深部で背骨と股関節をつなぐ筋肉。長時間のデスクワークにより収縮して固まっています。
大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん):太ももの外側の筋肉。ここに強い張りと、押すと響くような痛み(圧痛)が見られます。
動作の確認:胸椎(きょうつい):背中の真ん中あたりの骨です。本来は柔軟に動くべき場所ですが、ここが硬いために「腰の反り」で動きを代償(穴埋め)してしまうクセがついています。
4. A(Assessment:原因の分析と見立て) なぜ膝に痛みが出ているのか、姿勢や動作のつながりから以下のように推測されます。
反り腰を生む「綱引き」のメカニズム:デスクワークで固まった「腸腰筋」は、背骨(腰椎)を前方へ強く引っ張る性質があります。この筋肉が硬いまま立つと、常に腰の骨が前に引きずり出され、慢性的な反り腰を助長していると考えられます。
呼吸と膝痛の意外な関連性:背中(胸椎)が硬いと、呼吸で胸を広げることが難しくなります。すると、息を吸うたびに「腰を反らせる筋肉」を過剰に使って呼吸を補うようになります。この結果、常に腰周りが緊張し、重心が不安定になります。
下り坂でのブレーキ負荷:不安定な姿勢(スウェイバック)のまま駐車場の急な坂道を下ると、本来なら全身で吸収すべき衝撃が、太ももの外側や膝に「過剰なブレーキ」として集中します。これが、毎日の通勤時に左膝へかかる負担の正体である可能性が高いです。
5. P(Plan:今後のケアと改善案) 痛みを取り除き、負担のかからない身体を作るために、以下のケアとエクササイズを継続します。
今回の施術内容:反り腰の元凶となっているお腹の深部(腸腰筋)や、足首の芯にある硬さを重点的にリリースしました。また、背中の柔軟性を出すための調整を行いました。
実施したエクササイズ:胸椎伸展:ハーフポール等を使用し、丸まった背中を心地よく伸ばして、腰に頼らずに身体を反らせる柔軟性を取り戻します。
壁胸式呼吸:壁を「背中のセンサー」として利用します。壁に背中をつけたまま、腰が浮かないように(反らないように)注意して呼吸することで、腰の代償を防ぎながら胸を広げる感覚を養います。
セルフケアのポイント:就寝時に、腰とベッドの隙間を埋めるように「腰の力を抜く」意識を持ってみてください。まずは無意識の緊張を解くことが、反り腰改善の第一歩です。
6. 今後の目標 M.O様が日常の移動や業務を快適にこなせるよう、以下のステップで進めてまいります。
短期目標:通勤時の坂道(駐車場)での左膝の痛みを解消し、仰向けで寝た際の腰の浮き(反り腰)を軽減すること。
中期目標:長時間のデスクワークや移動が重なっても痛みが再発しない「身体的予備能(身体のゆとり)」を高め、以前のように元気に動ける状態を維持すること。
