施術報告書(2025年7月初旬)
クライアント様: 50代女性(事務職)ご来院目的: 腰痛の再発予防、および姿勢の改善
【S:ご本人の訴え・経過】(Subjective)
来院のきっかけ: 「姿勢を良くしたい」と思い、市販の胸椎(背中用)ベルトを巻いて無理に背筋を伸ばしたところ、翌朝から腰にズキズキとした痛みが出た。
現在の状況: 安静にしていたことで、現在の痛みは治まっている。
普段の生活: 事務職で座っている時間が長い。慢性的な肩こりがある。
既往歴: 過去に頸椎ヘルニア、心臓の不整脈(観察中)あり。
【O:お体の状態チェック】(Objective)
姿勢の特徴:
反り腰: 腰が強く反りすぎています。
スウェイバック: お腹を前に突き出し、そのバランスを取るために上半身が後ろに倒れている姿勢です。
首の状態: 頭が体の軸より前に出ています(ストレートネック気味)。
関節・筋肉の状態:
背中(胸椎): 本来動くべき「背中の真ん中」がガチガチに固まっており、反らす動きが苦手です。
腰・お尻: 背中が動かない分、腰まわりの筋肉が常に緊張しています。
お腹: お腹の圧力(腹圧)が抜けており、腰を支える力が弱くなっています。
【A:痛みの原因・分析】(Assessment)
なぜ痛くなったのか?
本来柔軟に動くべき「背中の真ん中(胸椎)」が固まっている状態で、矯正ベルトを使って無理やり体を反らそうとしたことが原因です。
固い背中が動かない代わりに、元々反りすぎている「腰」にすべての負担がかかってしまい、腰の関節が炎症(捻挫のような状態)を起こしたものと考えられます。
根本的な問題:
「反り腰」と「スウェイバック」という姿勢の崩れにより、体幹の安定性が低下しています。これを直さずに形だけ矯正しようとすると、今回のように腰痛を再発させるリスクが高い状態です。
【P:施術内容と今後の計画】(Plan)
本日の施術:
腰や太ももの張り詰めた筋肉を優しくほぐしました(筋膜リリース)。
固まった背中の真ん中が動くように調整しました。
呼吸を深く入れることで、縮こまった肋骨周りを広げました。
ご自宅でのケア(宿題):
ベルトの使用中止: 現在のお体の状態では腰を痛める原因になるため、一時使用を控えてください。
胸椎エクササイズ: ハーフポールの上で深呼吸(10回×3セット)し、背中を緩めます。
胸式呼吸: 胸を天井方向へ引き上げるイメージの呼吸法で、腰を守る天然のコルセット(インナーマッスル)を目覚めさせます。
次回予定:
2週間後に再来院いただき、姿勢の変化と腰痛の経過を確認します。状態が安定すれば月1回のメンテナンスへ移行します。
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