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【施術事例】Sway-back姿勢からくる肩首の不調と股関節の違和感(50代・M.O様)

【施術事例】Sway-back姿勢からくる肩首の不調と股関節の違和感(50代・M.O様)

当院に来院されたM.O様(58歳)の症例報告です。慢性的な肩首のつらさや、動作時の股関節の違和感にお悩みの方の参考になれば幸いです。

【S:主訴・自覚症状】

  • 主訴:肩首の過緊張による安眠障害、および右股関節の違和感・動作時痛。
  • 増悪因子:テーブルに突っ伏してのうたた寝(肩首)、起立や着席動作・階段昇降(右股関節)。
  • 患者様のご希望:夜間の安眠獲得と、不安のない日常生活動作。

【O:客観的所見】

姿勢分析を行ったところ、骨盤が前方へ偏位する「Sway-back(スウェイバック)姿勢」の傾向が強く見受けられました。

  • 姿勢:骨盤の前方偏位、膝関節の軽度屈曲、上半身の後方傾斜、頭部の前方突出。
  • 筋緊張:僧帽筋上部および後頚部筋群に著明な過緊張、右大腿筋膜張筋に緊張感を確認。
  • 改善所見:施術前後比較にて、頭部の前方突出の改善(正中化)と、体幹の弯曲・骨盤偏位の改善を確認しました。

【A:評価・仮説】

不良姿勢(Sway-back姿勢)による身体重心の崩れが、症状の根本原因であると考えられます。

骨盤が前方へ偏位することで、頚部や大腿筋膜張筋に持続的な過負荷がかかり、筋紡錘の過活動を引き起こしています。また、膝関節のLock機構不全が筋への負担を助長している可能性が高いと推察されます。

【P:方針・実施内容】

  • 施術内容:肩甲帯および頚部周囲筋の緊張緩和操作、骨盤・下肢のアライメント調整を実施。
  • 生活指導:テーブルに突っ伏してのうたた寝を避けるよう徹底した指導を行いました。
  • 次回方針:約10日後に姿勢改善の定着度と各症状の推移を評価します。

【G:目標】

  • 短期目標:肩頚部の緊張を緩和し、十分な安眠を獲得する。
  • 中期目標:Sway-back姿勢の恒常的な改善と、ご自身での姿勢管理能力の向上。

【院長より】
M.O様のように、股関節の不調と肩首のつらさが併発している場合、土台である骨盤の傾きが原因となっているケースが非常に多いです。症状が出ている筋肉だけをマッサージするのではなく、根本的な姿勢の崩れを整えることで、改善への道筋が見えてきます。

同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。