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運転中に後部座席の物が取れない3 建築業 50代男性 積載車業務

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気になるところ(1-5か月目)


1)徐々に肩甲上腕関節のROM(可動域)が増える

 

2)特に後部座席の水筒を取る仕草が、痛みを伴うも可能になる

 

3)屈曲(前挙)動作が出来ない、90°程度の角度で止まる

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


1)肩甲胸郭関節のアライメント異常
やはり患側左の肩甲骨が下方回旋を起こしている、肩甲上腕リズムが全くできていない。

 

2)僧帽筋下部繊維の筋低下
僧帽筋下部組織の収縮位置に肩甲骨を持っていき、上腕を使い上方回旋位置維持にさせ、セラピストが抵抗を掛けたがその位置をキープ出来ず、外力に負けて肩甲骨下方回旋を起こした→筋力低下を認めた、

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)僧帽筋上方回旋位にキープするためのトレーニングを行う
数回実施しただけで若干上腕挙上痛が減少した、これをホームエクササイズとして毎日行うように指導。

 

2)胸椎伸展エクササイズの継続

 

3)回旋腱板エクササイズ継続

 

 

 

 

 

備考


今回の好転はクライアント様があきらめず、ホームエクササイズを行ってくださった結果と考察。

その成功体験がまた今回のトレーニングの推進力となる、良い連鎖を作れたと思う所である。