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骨盤修正より猫背を修正する 80代 女性 主婦

気になるところ


骨盤調整して欲しい

 

1)健康体操に趣味で通っているが、胡坐をかいて膝外が床に着かない(仲間は着いている)

 

2)体が硬いが、関節可動域が少ない

 

3)1と2・・・かと言って、日常生活では何も問題ない無痛

 

4)今度、健康体操の試験があるので合格したいと思う

 

5)骨盤が捻じれている、と他の民間代替医療機関に言われた事がある。

 

 

 

 

 

 

 

仮説と検証


骨盤にアライメント異常があると仮説し、検証を進める

 

1)伏臥位にて臀部ー仙骨周りの組織を触診し、発痛他問題点があるのか?確認→(-)

 

2)仙腸関節の確認としてゲンスレンテストを行う(-)

 

3)座位・立位で骨盤前後傾の動きの自動運動(自身で行う)→(ー)
仙骨のニューテーション・カウンターニューテーションの動きも問題なく可能。

 

上記の事他、先ずは動作時の発痛が無い事からも加え、仙腸関節の異常も認めなく結果的に骨盤には問題ないと考えた。

 

この次に疑うのは股関節の可動域である。

 

4)股関節の問題(前捻角の確認)
仰臥位になり他動的(セラピストが動かす)運動を行う。


屈曲の際に外旋・中間位・内旋と3方向に分けて屈曲を行う、中間―内旋では股関節屈曲可動域は十分可能。

 

しかし外旋位にすると屈曲角度が急に少なくなる→クライアントは元々前捻角が深く(内股)胡坐をかく角度が器質的に不可能(臼蓋と骨頭がインピンジメント:干渉)であることへ結論付けた。

 

つまり、生まれつき内股で胡坐が掛けないが今までそんな仕草をした憶えも機会も無い故に、気づかなかったと考えた。

ちなみに女性特有の「女子座り=内股のまま座る」は男性は不得意、逆に胡坐が苦手な女性も多い事をお伝えした。

 

5)前方頭位からの首の痛み
それより問題点が発覚、矢状面(横)からの姿勢評価で猫背と前方頭位が見つかり、確認を行うと現在肩こりが酷く整形外科に通い牽引治療中との事。

 

その部位を修正して、前方頭位ー亀背ー腰部スウェイバックの運動連鎖を止めたい。

 

そのドライバー(一次原因)は胸椎(特にth2:第2胸椎)にあり、骨の伸展可動域が全くないので先ずはそこからスタートした。

 

 

 

 

 

 

コンディショニング


1)漸進的に胸椎伸展エクササイズ


ご高齢故に先ずはフラットの面に仰向けになる→顎が天井に向く気配がない→タオルを丸めて入れる→後頭部が離地しない→半丸ポールを入れる→と良い痛みは無く伸展可能。

 

この事から、仰臥位にて半ポールを毎日3分入れて頂く事にした。

 

先ずは骨性の問題をクリアし、以降モーターコントロールの修正を行い昔のボディイメージを取り戻す。

 

7日後に今回のエクササイズ経過を行い、良ければ1か月以内1回程度来院頂き、水分他抜けた椎間板の好転故に無理をせず時間を掛けて修正を行いたい。