リンク:肩こり背部痛が2年前から気になる 50代 男性 会社員CAD設計
気になるところ(経過7日目)
1)肩甲骨の間の凝り感と痛み
2)トライアスロンレースの前準備トリートメント
仮説と検証
1)肩甲骨間の倦怠感確認
菱形筋の過緊張→肩甲骨外転抑制のために常に作用している→猫背の影響からの胸郭の形状上、肩甲骨が外転下制してしまうため。起きている。
胸椎伸展エクササイズを実施してまだ7日目、亀背姿勢からの椎間板圧迫解放復元時間はもう少しかかると考える。→時間を掛けて行う必要性をお伝えした。
2)クロールにて右肩ローリングが小さい
胸郭の回旋ROM(可動域)を確認→左回旋優位にて右第2肋骨並びに鎖骨も下制していた→徒手的に矯正すると肩が挙がりやすく右のローリングが大きくなり左右対称になる。
コンディショニング
1)胸椎伸展エクササイズ
2)菱形筋ハンズオン(手技)
3)胸郭回旋賦活化エクササイズ
備考
水泳は上肢(腕―手)の動力が推進力の70-80%を占めていると言われる、筋力UPだけにどうしても目を捕らわれるが、実際には可動域が左右対称でなければ十分にパフォーマンス発揮できない事も考えられる。
筋トレ前に先ずは基本機能の可動域の確保も大切で、無視して筋力UPばかり目指すと痛みになる事もあるので注意したいところでもある。