リンク:慢性腰痛でEMSとシップでごましも限界 40代 男性 機械組み立て製造業会社員
気になるところ
動作時の腰痛
- 前回の歩行困難になるような痛みは消失(術後2日)
- 現在は動作痛で、慢性的の症状に戻る(炎症前に戻る)
- 特に着座痛
- 更に座る際に痛みが有る
- 寝返り時にはそこまで感じないのか?主訴には入らない
動作痛の方向性を明確にする
仮説と検証
1)動作痛評価
骨盤前後傾を他動的に行い、正確な痛みの動作と他の評価も行う
- 骨盤前後傾を行い胸椎との連動性を促通するにあたり、回数を沢山行うと更に痛みが強くなる傾向→骨盤後傾時だけに痛み尾を引かない⇒神経侵害しているのかも知れない
- 痛みの場所がL5:第5腰椎棘突起を自身で触り、局在して痛みを訴える
- 腹横筋へ伸張を入れながら立位前屈すると痛みが消失する→椎体の安定化からの痛みの減少
- 抗重力伸展活動で対側性運動リズムが出来ると痛みは発症しない
上記から、
- 局在した場所に(神経根)同じ動作にて負荷を掛けると(動作)痛み増幅し、椎体を安定させると痛み減少する事が分かる
- 前回はそれをかばうように屈曲抑止で普段使用しない起立筋の過使用と、延長上に炎症と言うストーリーが見えてきた。
- 姿勢を正しての静止痛はない事が分かる→体幹機能低下
- 前屈動作時は、腰椎は骨と後縦靭帯のロッキング機構(締まりの位置)にて安定性を担うしかない、コアは効きにくい姿勢
- 骨盤後傾は殿筋の起始停止を近づくために緩んで機能しない、体幹のスタビリティ低下につながる
- 身体が硬い事から、筋・関節・神経線維の問題がありその評価として骨盤前後傾エクササイズ→前屈深度増加→腰椎の後屈許否(痛みの記憶)の解放と腰部神経の滑走性増加と考えた
上記から
- 先ずは身体の硬さを取る事
- 脊柱管の神経滑走性の向上
この2点に絞り込み、ホームエクササイズを含めて今後の経過としたい
コンディショニング
1)胸椎伸展エクササイズ
2)神経滑走改善エクササイズ
3)骨盤前後傾エクササイズ(痛みそうか傾向ならしない)
4)胸式呼吸
備考
今回は目覚ましい好転は無い
但し、これからどの方向へ施術して行けば良いのか?またホームエクササイズを兼ねてどのようにして行けば良いのか?明確化されたと思います。
時間を掛けながらでも長年の問題を根絶する事で人生もy高になると信じてやみません。
実は雑談の中で、山登りが趣味だと伺います、その際には腰痛は出ない事からも運動して痛みがないのでどんどん運動をして機能回復へ・・・そんなお話も出来たので有意義でした。